乳がん検診、していますか?
妊娠、授乳、子育てに追われて、何年もしていなかったりしませんか?
乳がんは、女性が一番発症しやすいがんです。
妊娠中・授乳中であっても、自覚症状がある方は医師に相談してください。
足利市から毎年送られてくるがん検診のクーポン券は、3年未使用だと送付されなくなります。連絡すればすぐに送付再開されますので、必要な方は健康増進課(40-3111)までご連絡ください。
授乳中に発覚した、末期の乳がんで闘病していた友人が亡くなってから、1年が経ちました。
友人と私は高校の時の同級生でした。
友人は、自分と同じ経験は誰にもしてほしくないと、
がん検診の重要性や、自分の体を思いやる事を訴えていました。
友人の想いを受けて行った一般質問で
市から送付されるがん検診クーポンにある、乳がん検診についての注意書きが
『妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方は受診出来ません』
から
『自覚症状などの心配なことがある方は、医療機関にご相談ください』
に変わりました。
その後、私と友人の母校の卒業生という女性から
がん検診について、あるメッセージをいただきました。
何度かのメッセージのやり取りの後、友人が書いてくれた寄稿文をその女性に送りました。
そして、その女性からの返信を読んで、驚くと同時に、活動していて本当に良かったと心から思いました。
その女性は、当時2歳の子どもの授乳中でしたが、ずっと乳がん検診を続けたいと思っていたけれど『受診できません』と記載されていたために躊躇していたそうです。
しかし、そのハガキの注意書きが変更されたのを見て、産婦人科に相談して受診したそうです。
そういった小さな変更でも、私のようにこうして行動を起こした人間がいる
ということをお伝えしたくてメールしました
メールにはそう書かれていました。
ありがたくてありがたくて、涙が出ました。
これを聞いて友人もきっと、喜んでくれるんじゃないかな。
世界中が幸せに染まるクリスマスの夜に、友人が書いてくれたメッセージを改めて送ります。
家族のために本当に大切なこと—————————–
私は乳がん罹患者です。
乳がんが発覚したのは2012年12月で病状はステージⅣ、 リンパ節と骨への転移があり治癒は困難。 という事で延命のための治療をするしかできない状態でした。 そもそも、何故発見が遅れたのか… 自分の体を大事に出来ていなかったからだと思っています。
当時息子は1歳8か月を迎える所で、減らしてはいましたがまだまだ授乳中でした。 そのため私自身はがん検診をする気が全くありませんでした。 がん検診の受診表に書いてある「妊娠中、授乳中の方は受けられません」という言葉の意味を考えたこともないのに「受ける必要がない」と勝手に思いこんでいたのです。 なので、自覚症状としてあった胸の張りは乳腺炎、腰痛は当時していた仕事のせいだと思っていました。
それだけでなく、そのどちらの症状も異常と言える状態だったのに ちっとも改善しない治療をずっと続けていました。 小さい息子の育児に追われ、なかなか先生に言われた通りの通院ができなかったのですが、もっと自分の体を思いやっていれば病院でも「やっぱりおかしいからもっときちんと調べて!」と言えて、もう少し早い段階で発見出来たのではないかと思います。
その後私は仕事を辞め、息子には突然の断乳を強いる事になりました。 また、骨への転移のせいで抱っこも満足にできなくなりました。 幼稚園で運動会の親子競技のような物も一緒に出られません。 何よりいつまで一緒にいてあげられるのか…
子どもを持つお母さんや仕事をする女性は少し体調が悪くても無理をして頑張ってしまい、 自分より家族や仕事を優先してしまう事が多いように感じます。 けれど、それは本当に家族のためになっているでしょうか?
私のように手遅れになる前に、がん検診を受けて欲しいです。 早期発見できれば治療法も選べます。 家族のために本当に大切なこと…そこを今一度考えてみて下さい。
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