2022年2月22日はダブル・ニャンニャンニャンで猫の日!ということで、改めて猫の不妊手術TNR活動のご紹介。
●足利市では、野良猫の不妊手術が無料でできるチケットを扱っています。
栃木県では唯一、近隣でもあまりない制度です。
とはいえ、野良猫の不妊手術を推奨することは都市部では珍しくない制度です。
私も一緒に先進市を視察に行き、当時の担当の方々と制度を考え行政として導入できました。
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/neko.html
●TNR活動ってなに?
TNRとは、トラップ、ニュータ―、リターンの略で、野良猫を捕獲して、不妊手術をして、元居た場所に戻すという意味です。
野良猫が可哀想だからといって餌をあげるだけでなく、増やさないために、合わせてTNR活動をすることが大切です。
再手術を防ぐため、手術の印に耳に小さなカットが入ります。この形が桜の花びらに似ていることから、さくら猫とも呼ばれます。
●なぜ猫なのか?
動物行政で身近なものは犬と猫ですが、
犬の場合、狂犬病予防法や自治体の条例などにより、登録や予防接種の義務、囲いの中で買う事や外出時のリードの使用が規定されていて、ある程度の管理ができています。
しかし、猫には犬のような規定がありません。
どこの自治体も室内し飼育を推奨していますが、義務も罰則もないので外飼いの猫は多くいます。
●困っている人は多い
家の敷地内や花壇などにフンや尿をされて困っている方は多くいます。しかし、ご近所の方の飼い猫だったりご近所の方が野良猫に餌をやっていたりするのを知っている場合が多く、ご近所トラブルを避けるために糞尿の迷惑を黙っている方も多いです。
気を付けてみてみると、野良猫に餌をあげている方もかなり多くいらっしゃいます。
また、野良猫が少なくなるように、TNRや保護・譲渡活動をされている方もいらっしゃいます。
●なぜ野良猫なのか?
猫は繁殖能力が非常に高く、鼠算式に増えるため、1匹の雌が産んだ子どもが子どもを産んで・・・と、1年後に79匹になっていると例示されることもあります。
でも、現在の法律の下では、野良猫はむやみに駆除できません。野良猫をどこかへ連れていくこともできません。
野良猫は地域の中で暮らしていくしかないため、増えないように不妊手術をするしかないのです。
野良猫がお腹を空かせて可哀想だからと餌をあげる方はたくさんいます、その気持ちは分かります。
その一方で、長年糞尿の被害に悩まされ、猫嫌いになったかたもいます、その気持ちもわかります。そして、保護や譲渡活動をしている方もいます。
色々な立場がありますが、野良猫は増えて欲しくない、減らしたいという思いは一緒です。
●どうぶつ基金
足利市が扱っている無料チケットは、「どうぶつ基金」という団体から頂いています。
どうぶつ基金では、皆さんの寄付が原資になっています。
足利市以外の方は、個人でどうぶつ基金にチケット申請することも可能ですよ。
※無料チケットが使えるのは、どうぶつ基金指定の動物病院ですので要チェック。
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