議員活動

中村哲医師と谷津賢二さん

足利高校の創立記念式典でした。

足利高校では、旧足女の創立記念日を受け継いでいるので、5月3日が創立記念日となります。今年で114周年★

記念講演は、ペシャワールの会でアフガニスタンでご活躍された中村哲さんを、21年撮影し続けた谷津賢二さん。なんと足利高校の卒業生!


私が高校の時、足女OGの人のグァテマラでの青年海外協力隊活動を聞いたことも、海外ボランティアに興味を持つきっかけとなりました。

インターネットの無い時代。
私は在学中から国内外幾つものNGO等に手紙を書きました。
国際返信用勝手という切手を何枚か同封し、資料代と郵送費に当てられるようにすると、どの団体もしっかりと資料や広報誌を送ってくれました。
インド、ネパール、イスラエル、カナダ、ガーナ、スリランカ…外国からの英語の手紙は異国の匂いがして、それだけでも思春期の私には刺激的でした。

やり取りをする中に、ペシャワールの会がありました。
当時の私にはアフガニスタンのハードルが高く、活動への参加とはなりませんでしたが、その頃から中村哲さんの凄さを知り密かに応援していました。

そんな哲さんの活動映像。
そしてそれを撮影した谷津さんは、足利高校出身の方。
80ヶ国での撮影経験があるとは思えないくらい穏やかな谷津さんが語る、哲さんの『活動スイッチ ※勝手に命名』が入った時の目の強さや迫力の話を聞き、きっと谷津さんご自身にもそのスイッチがあるんだろうなと思う。

医者である哲さんの僻地診療の話だけではなくて、独学で土木を学び、現地の人の協力のもと現地の物を使って用水路を掘っていく哲さんの活動に驚く。
土木の専門家を呼んでやっていたのかと思ってました。
かつての砂漠に緑が広がる映像に、涙が止まらない私。

昔の私のように、今日のこの映像と講演がビビビッと心に刺さる子がきっといたと思う。
もしくは、これから何か体験した時に、今日の講演の記憶と結びついて何かの閃きに繋がることがあると思う。
そう思わせる、とても素敵なお話でした。

そして私も、1通1通頑張って拙い英語で手紙を書いていた頃を思い出して、自分の人生を見つめ直しました。

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