地域猫(野良猫)活動始めました

野良猫の餌やり等を管理し、不妊・去勢手術をして地域に野良猫が増えないようにする取り組み『地域猫活動』
記念すべき第一匹目の捕獲に成功しました!

この猫は、手術済みのしるしに耳の先をカットし、術後は元居た地域に戻されます。
耳が桜の花びらのような形になることから『さくら猫』と呼ばれます。

この地域猫活動を支援する『どうぶつ基金』という全国的な団体があり、
とってもありがたいことに、手術の無料チケットを配布しており、指定ペット病院でチケットを使って無料で手術ができるのです。
今回、地元の方に協力してもらい地域猫活動を始めるにあたり、どうぶつ基金の無料チケットをいただきました。

無料チケットをいただくには、いくつか条件があります。
・野良猫であること
・今後、地域猫として見守られる猫であること
です。

地域猫というのは
・餌やりの管理(適量・後片付け)
・糞尿の管理(トイレの設置・掃除など)
・不妊・去勢手術の実施
で、子孫を残さない 一代限りの命として、地域の中で見守られて生きていく猫の事です。

もしそれをしなかったらどうなるでしょう。
・餌やりをしないと、ゴミをあさったり、どこかから食べ物を取ったりします。
・糞尿の管理をしないと、猫の好きなところで糞をされます。毎日自分の家に糞をされたら、嫌ですよね~
・不妊・去勢手術をしないと、どんどん野良猫が増えていきます。

捕獲して、手術して、元の場所に戻すことをTNRと言います。

野良猫は、野生動物と同じで、行政は捕獲駆除や引取り処分は行いません。
現在のまま、地域の中で生きていくしかないのです。

しかし、猫は繁殖能力が高く、1回に4~8匹の子猫を産み、年に2~3回の出産が可能です。また、子猫は半年ほどすると出産が可能になります。だから猫は、どんどん増えていくのです。

例えば、年に3回の出産で、1回に4匹ずつ産み、半数がメスだとすると(埼玉県のHPより)
2匹だった猫が1年後には38匹に!!!

野良猫は過酷な環境の中で暮らしているので、全てが生き残れるとは限りませんが、2匹が1年で38匹になると思うと・・・

先日視察に行った武蔵野市では、地域猫活動を始めて10年。
近年やっと、猫が減ってきたなと感じることができたそうです。
野良猫の寿命が5~6年と言われますので、結果が出てくるまでに時間を要します。
しかしながら、この地域猫の取組が、現在の法制度のもとでは野良猫を減らす最良の取組となっています。

猫による糞尿やイタズラの被害にあい、猫を憎々しく思う方が増えますよね。
憎々しいと思っていても、残念ながら猫は減りません。
誰かが餌をあげるのを止めても、その猫は近所の別のお宅へ行って餌をもらったりゴミをあさるだけで、猫の数は減りません。
増やさない取り組みをするしかないのです。

そして、野良猫に関する市の指導も今後変わります。
今までは「野良猫に餌をあげないでください」という指導でしたが、これが今後
餌の管理・糞尿の管理・避妊去勢手術の勧め と言った地域猫の考えをベースとしたものに変わります。
飼い猫は、室内飼いを勧めています。

最後に、なぜ地域地域と連呼しているのかと言えば、
住んでいる地域の問題として、行政と住民が協働して行う活動だからです。
行政が、猫を捕獲して手術をするのではありません。
猫に餌をあげている方や、猫のいたずらに困っている方、猫好きな方、猫嫌いな方・・・
地域に居る方が、猫を捕獲して、手術済みの猫を地域に戻して、見守っていきます。
もちろん行政もお手伝いはしますが、行政ができる事には限度があります。
地域の皆さんが主体となって行う活動なのです。
私も、今回の捕獲と運搬は、地域の方に実施していただきました。

どうか、地域猫活動に、皆様のご理解をお願いします。

ご理解いただいたうえで、手術の無料チケットが必要な方は、ご連絡ください。
一緒に地域猫活動をしましょう!